教員向け「インディアカ授業の導入、展開法」の講習会を開催しました

JIAでは、レクリエーション養成課程認定校関東・甲信越ブロックと公益社団法人全国大学体育連合関東支部と共催した初めての試みとして、「大学体育にインディアカを導入する際の理論や実技演習の展開」に関する講習会を開催しました。

日程 104日()  受付開始: 12:30  研修時間: 13:00~16:00
共催 公益社団法人全国大学体育連合関東支部、一般社団法人日本インディアカ協会
会場 千葉工業大学新習志野キャンパス体育館
講師 田村 元延(常葉大学短期大学部保育科)、小松原 麻紗子(JIA指導技術委員長)、北濱 幹士(JIA広報委員長・東海大学)西島 大祐(鎌倉女子大学)ほか

日本インディアカ協会では、今後も各教育機関からの要請に対応して、「初めてインディアカに触れる」学生・生徒も楽しめる、インディアカ授業の導入や展開法に関する講習を検討してまいります。
開催を希望される学校や団体等がございましたら、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

講習内容

インディアカの特徴や特性についての理論解説

インディアカを大学授業に導入し、効果分析をされた常葉大学短期大学部田村元延先生よりインディアカ授業から明らかとなった研究成果などを紹介。小松原指導技術委員長から、インディアカの歴史や種目の持つ特性などを解説

実技1:道具を使わないで準備運動にもなるアイスブレイクプログラム体験

課程認定校研究連絡会議、西島先生(鎌倉女子大学)より、用具を使わずたのしめるアイスブレイキングゲームをいくつか紹介いただきました。

実技2:インディアカボールを使った、ゲーム展開につなげる導入プログラム体験

初めてボールに触れる生徒も、楽しみながら競技に慣れさせる導入方法を体験学習しました。

実技3:ゲームの体験~授業での工夫や支援法解説などを盛り込みながら~

ゲームを楽しむ上でのポイントを小松原指導技術委員長が解説し、4人チームでゲームを楽しみました。即席チームですが、アイスブレイクからの流れでコミュニケーションをとり、楽しくも白熱するゲームを体験しました。

まとめ 授業や部活動等への導入時のシラバス・ポイント解説

授業に導入する際のカリキュラムの構成方法などを解説するとともに、先生方からもたくさんの質問が寄せられました。また、最後には大体連からの修了証授与や、インディアカ協会の取り組みの紹介などをご案内しました。

参加された先生方の声

・インディアカの指導者研修会に参加しました。はじめての方々と多くの楽しみと楽しみ方を共有したあっという間の3時間でした。田村元延先生の研究に基づいたインディアカの授業から得られる学びの特徴、小松原麻紗子先生によるインディアカの歴史的成り立ちが私にとっては、とても興味深かいものでした。また、実技ではアイスブレイクおよびアタックにおける待つこと(間)の重要性を学ぶと共に「スパイクが打てたらもっと楽しいだろうな」と次への課題とDEIへの多くのヒントを頂いた貴重な時間となりました。
・インディアカ協会とレクリエーション協会との初めての共催、という形でしたが、各方面の専門家がいらっしゃることで学びが深められたので非常に有意義でした。貴重な機会をありがとうございました。
・インディアカを初めて体験したので、アイスブレイクから段階を踏んだ基礎練習、試合への流れなど、授業展開を想定しながら学生の立場に立って体験することが出来ました。
・障害者の学生と一緒にインディアカを行う方法案について、参考になった。
・インディアカを通した学生同士のコミュニケーションの促進のさせ方や声を掛け合うことに慣れさせることが大切と感じた。